【本紹介】"伝える"は作れる! ~ことばのレシピ~
"ことば"
それは…
意味を表すため、口で言ったり字に書いたり手で話したりしたもの。
質問します、
みなさん、毎日"ことば"って使いますよね?
当然です。私も毎日"ことば"を使います。
もう一つ質問
みなさんはなぜ"ことば"を使いますか?
簡単ですね。相手に自分の思い・考えを伝えるためです。
なんでこんな簡単なことを聞くのだろうと疑問に思いましたか?
では、最後の質問です。
あなたは今、自分の考えをうまく相手に伝えることができてますか?
ここで言う、うまく伝えるとは、
「自分の考え・思惑通りに相手を動かせていますか?」ということです。
もし、この問いに対して "YES!" とお答えできる方は
この記事を読む必要がありません。
あなたはすでに"ことば"を使いこなしているからです。
…
…
…
読んでくれているということは、さっきの問いに対して"NO"と
お答えになった方ですね。
きっと、"NO"とお答えになった理由・出来事があったのでしょうね。
それは、一体どんな出来事・シーンでしたか?
少し考えて思い出してみてください。
例えば、こんな出来事・こんなシーンもあるのではありませんか?
・好きな人をデートに誘いたいが、うまく誘えない(誘っても断られる)…
・仕事で、上司にうまく報告できない…
・部下に仕事の依頼や・残業のお願いがうまくできない…
・プレゼンで、インパクトのあるプレゼンができない
・妻から、飲み会参加の許可をもらえない…(これ私)
などなど、いろいろ上がってきそうですね。
みなさんは、どんな"伝えられない出来事"が浮かび上がりましたか?
もし
もし、みなさんが悩んでいる"伝えられない"が少しでも、改善できる
"コツ"があるとしたら知りたくないですか? 当然、知りたいですよね。
ただし、この"コツ"をつかむ方法は多少の練習と努力は必要です。
よく、"誰でも、簡単に、楽に"というフレーズを目にしますが
こんなの怪しさ満点じゃないですか。私はこうゆうのは信じません。
この方法は、そんな3拍子揃ったようなものではありません。
先ほども書きましたが、多少の練習と努力が必要になります。
そのかわり、間違いなく今よりは伝える力が付きます。
では、さっそくその方法について紹介していきましょう。
といっても私が教えるわけではありません。
コピーライターである、佐々木圭一さんが書いた本
『伝え方が9割』という本です。
この時点で、「あっ、この本買ってみよう」と思った方はここで
ブログを読むのをやめ、今すぐ買って読んでみてください。
リンク張りますね!
はいっ!
ここからは、この本に書いてある内容(要約)と
私が実践した結果を書いていこうと思います。
~第一章~
『伝え方にも技術があった』
ここは、伝え方の大切さが書いてあります。今の時代は、個人発信力が求められる
時代。伝えられる人は、いわゆるインフルエンサーとよばれ一気に知名度が
上がっていきます。
伝え方って誰が教えてくますか?伝え方の教科書ってありますか?
ないですよね?そうなんです、ほとんどの人が自己流です。
つまり、学べる教科書があればだれでも伝え方がわかる。的なことが書いてあります。
~第二章~
『「ノー」を「イエス」に変える技術』
ここでは、実際に"伝えるコトバ"作る練習・作り方を丁寧に記載してあります。
ここは私の体験談と共に説明していきます。
私の職場のAさん。事務処理的なことは、全部Aさんが行います。
そのため、Aさんに仕事が集中することが多々あります。
ただ、遅れてほしくない処理や、優先度が高い処理も中にはあります。
だから私は、Aさんに言いました。
私「Aさん。この仕事先にやってもらえます?」
Aさん
「そんな暇あるわけないでしょぉぉぉぉおおおおおお!」
私「はい…(-_-;)」
はい!これ以前の私ね。まあ、そのあとの罵られようったらもう
それから少し月日がたち、また仕事を依頼をすることに。
その時私は、この本の内容を思い出し、依頼の仕方を変えてみました。
私
「Aさん。Aさんの仕事が楽になるように優先度付けたいので、一覧表作ってくれませんか?」
Aさん
「えー。助かる。作る作る」
これ、本当ですからね。嘘でも、作り話でもありません。
正直、私が一番驚きましたから。
では、ここで解説します。
ポイントは3つ!たった 3つです!
①自分の頭の中をそのままコトバにしない
②相手の頭の中を想像する
③相手のメリットと一致するお願いをつくる
「えっ?これだけ?」って思いましたか?
そう!これだけなんです!
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆詳細解説◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
①自分の頭の中をそのままコトバにしない
私の頭の中…「この仕事優先でやってほしいな」
これをそのまま、伝えると私だけのメリットしかないように感じられます。
なので、頭の中をそのまま伝えるのは危険です。間違いなく「ノー」言われるでしょう。
②相手の頭の中を想像する
相手の頭の中を想像してください。
Aさんの頭の中…「仕事がありすぎて何からやればいいかわからない!」
ここだけの話、ここが一番大切。キーポイントです。
ここを外すと、途端に威力が下がります。
最初はゆっくりでいいです。よく、相手の立場になって考えてください。
③相手のメリットと一致するお願いをつくる
ここまでくれば、あとは簡単!
私のお願い(私にとってのメリット)
・先にやってもらいたい仕事がある=優先度をつけたい=Aさんの仕事一覧が欲しい。
Aさんのメリット
・仕事の整理(納期調整)をして、時間に余裕をもって仕事をしたい = 楽になりたい
⇒Aさんの仕事が楽になるように優先度付けたいので、一覧表作ってくれませんか?
とこんな感じです。
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では、本編に戻ります。
第二章ではこの他にも、「ノー」を「イエス」に変える技術がたくさん書いてあります。
私の中では、この第二章が一番衝撃的で、(実践的で)一番参考になりました。
~第3章~
『「強いコトバ」をつくる技術」
また、面白いコトバが出てきましたね~。
「強いコトバ」 うん。ほんとに佐々木さんはコトバの作り方・組み合わせが絶妙ですね。
さて、「強いことば」って何?なりますね。
「強いことば」とは
こころが揺さぶられるコトバです
そんなコトバの作り方もあるんです。紹介していきます。
強いコトバを作る技術は5つあります。
1つ目:サプライズ法
これの一番簡なのは ”!"をつけることです。この記事でもちょいちょい使用していました。
例えばこちら
あなたのことが好き
あなたのことが好き!
印象がぐっと変わりますよね。めちゃくちゃ簡単なんですが、結構威力あります!
2つ目:ギャップ法
こちらも、名言として世の中に残っている文章に入っていることがあります。
例えばこちら
「一人の人間にとっては小さな一歩だが、
人類にとっては大きな一歩だ」
実に美しいですね。お手本のような文章です。
この文章で一番言いたいのは、人類にとって大きな一歩です。
この言いたいことを目立たせるために、あえて反対の意味の言葉を前に持ってくる。
これが、ギャップ法です。
「人類にとっては大きな一歩だ」
きっとこれだけでは名言としては残らなかったかも。たぶんね。
3つ目:赤裸々法
これは、コトバに体温を持たせる技法です。
これを行うことで、イキイキとし生命力が溢れるコトバを作ることができます。
例えばこちら
素晴らしい映画でした ・・・ 普通の感想ですね。でも
息ができない、素晴らしい映画でした
こちらの方が、後半にある素晴らしい映画をより際立たせることができてますよね?
ただこれ、結構恥ずかしいです。書くときは恥ずかしさを捨て
まるで、詩人になったかのように作ってみてください。
4つ目:リピート法
これは、もうそのままです。
ただ、繰り返せばいいのです。
例題いりますか?
はい!では例えばこちら
「人民の、人民による、人民のための政治」
これ、頭に残りますよね?
そうなんです。リピート法は、相手への印象付けるために有効な
技法ではないかと思います。
最後
5つ目:クライマックス法
ここだけの話ですが、この技法が一番強力です。
と、今言ったような感じで使用します。
だらだらと書いた記事の中に、この文章があると
注目してしまいますよね?
まさに、それがクライマックス法の効果なんです。
この方法は本当に簡単で速攻性があります。
ここからは私の体験談になりますが、
仕事での出来事です。
私が後輩3人に仕事を依頼するときに、押さえておきたいポイントがあったので
こう言いました。
私「この仕事のポイントは3つね」
すると、どうでしょう。
普段書く素振りすらしない3人が
必死にメモを取り始めたのです。これ、ほんとにおススメです。
是非やってみてください!
いかがでしたか?
めちゃくちゃ興味が湧いてきませんか?
ここに書いたのは、ほんの一部です。本にはもっと詳しく丁寧に
ことばのレシピが書いてあります。
是非、読んでみてください。
まあ、でも
ほんとはね
本当はあんまり勧めたくないんですよ。
なぜなら、ほんとに効果があるので自分だけのスキルにしておきたいからです。
最後、大事なのでもう一度言います。
伝えるコトバは作れます