【日常】吐くほど嫌だった仕事をしてわかったこと

 

 

もっと肩の力を抜きましょう。

 

そんなに頑張らなくてもいいんですよ。
自分の体を壊してまで、やらなきゃいけないことってありますか?

これ、誰に言っていると思います?
実はこれ、昔の私に言っています。


当時、入社2年目の私は、かなり大きなプロジェクトの
1担当として仕事をしていました。

仕事はめちゃくちゃハードで(内容を書くと身元がバレたときに面倒なので書きませんが)
精神的にも肉体的にも限界を超えていた時期でした。


今回の記事は、私と同じ境遇の方、私と同じように仕事で苦しんでいる方、
そんな方達が少しでも気持ちが楽になれば、
そして、もし可能であればその苦しみから抜け出せればいいなと思い書きました。

 

ただし、私は鬱と医者に診断されていません。医者に行っていないので。もし、私よりもずっと苦しい思いをしている方で、
そんな簡単な話ではない!鬱をなめるな!と思われる方もいるかもしれません。
もし、そう感じてしまったら本当にごめんなさい。そんなつもりで全然ありません。

上記に書いた様な不快な思いをする可能性があることを承知でご覧いただきたいです。


先に言います。これがこの記事の結論になります。

下記の文章はこの結論を導き出した根拠の出来事が書いてあります。
興味のある人だけ見てください。

 

そんなに頑張らなくていいんですよ。あなたはもう十分すぎるほど頑張っています。
(もっと自分をほめてください。一生懸命生きている自分をほめてください。そして少し休みましょう)

自分はダメだと思わないで!
(怒ってる上司だって全然完璧じゃない。)

相手の言っていることを聞いてみて!
(あなたに発せられた言葉。それほとんど文句でないですか?)

一人で悩まないでください!信用できる誰かに相談して!
(私はこれができませんでした。どんなことでも良いんです。誰かに話しましょ)


いいですか、自分の人生です!赤の他人なんかに

自分の人生を台無しになんかされないでください!!

 

 

では、はじめますね。

 

先にも書きましたが、私が2年目の時、会社としてかなり大きなプロジェクトを立ち上げるタイミングでした。
関係者ではおそらく400人くらいは携わっていたと思います。
私はその中の現場での立ち上げ部隊にいました。


~体の異変~


プロジェクトが佳境に入り始めたころ、毎日、朝会が開かれるようになりました。
内容は、業務の進捗状況を説明するものでした。
ただし、プロジェクトの責任者・その責任者の上司、さらにその上司、ほかにも課長・部長クラスが20名ほど並んでいる中で、前に出ていき発表するものでした。


自分が仕事ができなくて怒られるのは当然でしたが、
みんなの前で(課長・部長のほかにもプロジェクトメンバーが50人くらい)言われるのは本当に堪えました。

『なんでこんな無能に仕事をさせるんだよ!』

『昨日、何してたの?』

とまあ、このほかにもすごい言葉が飛んできます(笑)

私の目の前で、私のリーダーが罵倒されます。
これが本当にきついです。

この朝会が私は本当に、本当に嫌いでした。


これが約1か月続いたある日、私は体の異変に気付きました。


仕事から帰ってきても、食欲がわかず、夜も寝れなくなっていました。
目を閉じると、すぐに朝会のことを考えてしまいます。


明日は何を言われるのかな?
みんなの前でまた怒鳴られるのかな?
あっ!あの仕事まだできていない!

 

こうなるともう寝れません。
いてもたってもいられず、夜中に会社に行きました。

当然開いてないので、入れませんが。
それでも、なぜか少し気持ちが楽になったのを覚えています。


それから約1か月ほど経ちました。


相変わらず、朝会の状況はすごいままです。
むしろ以前よりきつくなりました。


『なんでこうなるか理由を説明しろ!』

「はい、これがこうなりまして…」

『違うだろ!てか、お前になんか聞いてねえよ!もう、しゃべるな!』
「。。。。。。。。はい、すいません」


このころから、周りのメンバーからリタイヤする人が出てきました。

私の同僚もその一人でした。

私は、とにかく仕事を進めることで頭がいっぱいだったので
リタイヤにはなりませんでした。


ところが、毎朝、吐くようになりました。

土曜日と日曜日の朝は吐きません。
でも、日曜日の夜と平日の朝には必ず吐くようになりました。

日曜日の夜は、急に体が重くなり、頭痛がひどかったです。

 


当初、私は『鬱』という言葉・状態を知りませんでした。
だから、ただ体調がすぐれないだけだと思い、毎日吐きながら会社に出勤していました。

<point この時点での私の心理状態>
1.朝会で怒られないことを常に考えている
2.とにかく失敗をしないようと考えている
3.失敗したら、何されるかわからない…クビ?殺される?
 ※当時は本当にここまで考えていました。


そんなある日、私は仕事で大失敗をしてしまいました。
間違いに気づいたのは、もう周りのみんなが帰り部屋に私だけの時でした。

たった一つの設定を間違えただけで、損害額1000万です。

これに気付いた私は、頭が真っ白になり、次の瞬間、恐ろしいほどの頭痛と嘔吐に
襲われました。

へろへろになりながら、何とか設定を修正しました。
規則の時間を過ぎて帰ると、それはそれで怒られるので帰ることにしました。


~何かがはじけた~

 

この日の夜は絶対忘れられない。この夜は本当に長かった。
家に帰ってもそのことしか考えられない。
夜中ずっと、ずっと。一睡もできませんでした。
(殺される。)
(みんなの前で罵倒される)
(クビにされる)
(殺される)



次の日の朝会

話題はもちろん昨日の失敗

顔が鬼の形相みたいになっているお偉いさんたち

『おい!!担当者誰だ!!』


『はい。。。私です』

 

いつもみたいに前に出ていく。

吐き気を押し殺し、説明を始める。
冷や汗が滝のように流れてくる。
頭がぼーっとしてくる。


『・・・・だっ!!!!!』

『・・・びだっ!!!!!』

んっ。意識が戻り始める


『お前なんかクビだっ』

・・・

(殺される)…パーーーーン


(クビにされる)・・・パーーーーン


私頭の中で音を出して、はじけました。

(あーそっか。俺クビか…)

(ってか、殺されなかったな…)

(次、なんの仕事しよ…)

この瞬間、栓を抜いたように
私の体中から不安・恐怖・羞恥心が出ていく感覚でした。

 

『おい、さとう!聞いているのか?』

 

『あっ!はい!聞いてます』

『もういい!!下がれ!!』

この日の朝会は私一人の公開処刑でした。


~心境の変化~


この後、すぐにリーダーに呼ばれ状況の説明をしました。
リーダーは『一緒に確認できず、すまなかった』と。
私はクビですかと尋ねると『そんなわけねーじゃん(笑)』。


この日から私の朝会への考え方が変わりました。
というより、仕事に対する考えが変わりました。


<point この時点での私の心理状態>
・別に殺されない
・でも会社に迷惑をかけないよに自分の仕事をしよう
・自分の仕事に自信を持てるようにとことん追求しよう


次の朝会、いつも通り前へ出て説明です。

当然、すごい言葉が飛んできます。

でも、私は平気でした。

よく、聞いてみるとその人達の言っていることは

99%が文句なんです。必要なアドバイスは1%

人を罵倒し、自分の立場しか気にしていない連中の言っていることなんか
こんな程度なんですよ。


よく見ると、周りのみんなも同じように言われていました。

前は私だけが言われていると思っていました。
周りを見る余裕すらなかったので。


私の解決方はほとんど開き直りに近いです。
それでも、私の症状は完全になくなりました。
(時間はかかりましたが)

 

開き直ってもいいんです

無理にその場にとどまらないでください

嫌ならその場から離れましょう

これでいいんです。他人の目なんか気にしないでください!

 

さんざんダラダラ書いてしまいましたが
言いたいことはこれだけです。

そんなに頑張らなくていいんですよ。あなたはもう十分すぎるほど頑張っています。
(もっと自分をほめてください。一生懸命生きている自分をほめてください。そして少し休みましょう)

自分はダメだと思わないで!
(怒ってる上司だって全然完璧じゃない。)

相手の言っていることを聞いてみて!
(あなたに発せられた言葉。それほとんど文句でないですか?)

一人で悩まないでください!信用できる誰かに相談して!
(私はこれができませんでした。どんなことでも良いんです。誰かに話しましょ)

 

皆さんの周りにもいるでしょう。
人を罵倒し、椅子にふんぞり返って偉そうにしているやつ。
第一声で人格否定から説教するやつ。
執拗以上に攻め続け、弱いものいじめするやつ。

 

そんなやつのために自分の人生をつまらなくしないでください!
そんなやつのために命を失わないでください!


もったいないです。ほんとうに。ダメです。

離れましょ。そんなやつから。

 

私はプロジェクトが終わっても、その罵倒上司がずっと上司でした。

仕事をやめることも本気で考えましたが、
こんなやつのために、やめるのももったいない(結構待遇が良い会社なので)
と思い。

違う部署への移動を希望しました。
当然、恐ろしいほどの否定を食らいましたよ。
でもね、あんたが言ったこと・やったこと全部総務に話してるから。
無事に私は移動ができ今の職場で楽しく、誇りをもって仕事ができています。


皆さんももし可能であれば、離れましょう。完全に。

 
みなさんが少しでも自分の人生が楽しめるようになれば良いと思って書きました。

 

大切なのでもう一度言います。

 

自分の人生です!他人になんか邪魔されないでください!

 


以上、佐藤でした。